Cycling Club 39×27

サイクリングクラブ 39×27 は新潟市を中心に活動する自転車クラブです。

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淡路島ロングライド150

   

watさんから淡路島ロングライドのレポートをいただきました~。

 

○○~イチと略す事の多い、ある地域を一周するロングライドの中で 、サドイチ(佐渡一周)、ビワイチ(琵琶湖一周)と並んで知名度の高いアワイチこと淡路島ロングライド150に参加してきました。

 

淡路島には本州側に明石海峡大橋、四国側に大鳴門橋が通ってるけど、どちらも歩行者・自転車共に通行不可。
本州から自転車を持ち込むには
①.明石から出ているジェノバライン(高速船)に自転車ごと乗り込む
②.車に自転車を載せて明石海峡大橋を通過
③.サイクリングヤマト便等の自転車配送サービスで島内に自転車を発送が主な手段となる中、費用を抑える為に高速バス+電車で明石まで移動、それ以降は自転車移動というプランで①をチョイス。
が、この選択が後々面倒を招くことに…

台風18号が直撃しそうな予報の中、明石到着時点では雨も大した風もなく一安心していたところ、なんとジェノバライン終日欠航のお知らせが…。
免許証を置いてきた為、レンタカーに自転車を積んで橋を渡る事も出来ず八方塞がりに(ToT)

とりあえず舞子から橋を渡る高速バスが出ているとの事で、急遽舞子へ移動。


本来、高速バスは自転車積み込み不可の中、頼み込んで何とか載せてもらいようやく淡路島へ上陸。
正直、この僅か4km足らずの海峡の移動が一番大変だった(T_T)
同じ境遇の参加者を2組見かけたけど、島へ渡れずDNSした人もいたんじゃないかな…。
やっぱり事前に色々想定しておく事が大切ですね。慣れない土地ではなおさら。

島に渡った時点でも天候はさほど変わっていなかったけど、この後崩れるのが確実だった為、急いで前日受付を済ませ、早々に宿に入って引き籠りモードへ移行。

寝て起きたら台風は過ぎ去っていて、路面は濡れているものの雨も風も無く、かなり期待できるコンディションに!ヽ(^o^)丿
公式HPを見ると、運営スタッフが台風でまき散らされた路面のゴミを夜を徹して清掃してくれたとのこと。
本当にお疲れ様でした。

そんなこんなで事前の予想を覆し、絶好のコンディションの中での大会スタート!


コースの大まかな特徴として、島の北半分は海岸沿いの平地が多く、南側は多少内陸に入って坂が多めな配分。

最初の洲本ASまでは島の中でも発展している地域で、そこそこ交通量が多く注意が必要なものの、景色も良く、のどかな雰囲気の中でまったりと進んでいく。

…いやコレ実は今後の反省点でもあるんだけど、申込み時点で目標をあくまでも完走においてカテゴリA(先行スタート)ではなくカテゴリB(後続スタート)で申し込んだ為、スピードを上げると追い越し必須となりペースを上げ辛い。
また、誰かとトレインを組みたくてもペースの合う人がほぼいない&長時間2列で進むことになり危険な為断念。 まあ事前にKANさんから最初のASまでは飛ばし過ぎない方がいいとアドバイスを受けていたし、結果的には良かったのかもしれないが、そんなに速くないからと変に遠慮して後続スタートにすると追い越しが増えて危険だと実感。
次からは先行グループのカテゴリで申し込もう。

そうこうしているうちに洲本ASに到着。
座って朝食を取っていると、なにやら妙に人が集まってきた…(?_?)
何事かと思い周りを見渡すと、TVカメラやインタビューを受けている人が。
あぁ、そういえばチャリダーの収録してるんだっけ。
そそくさと補給を済ませ、せっかくなので収録風景を記念に撮影した後、次の灘ASに向けて出発。

洲本ASを出てしばらく行くと、全行程中高低差最大の「立川の峠」に到着。
とはいえまだ前半で体力もあり、勾配もあまりない為、実感としてはそれほどでもなく通過。

その後、全行程中もっとも平坦&交通量が少なく風光明媚な海岸沿いの「南淡路水仙ライン」へ。
これで路面がもっと滑らかなら最高なんだけど。
自転車を止めて撮影をしながら進んでいくと第2ASの灘へ到着。びわゼリーが美味しかったヽ(^o^)丿

灘ASを出るといよいよ苦手な坂ゾーンが。
高低差はさほどではないものの勾配がキツく、攻略したと思うと次の坂が出てきて、体力だけでなく精神も削られる(ToT)

そしてその中の一つの坂を登り切った所で後輪がパンク。
息も絶え絶えの中、道路の脇に寄せてパンク修理を行う事に。
幸い、時間には余裕があったので焦りは無かったけど、原因を特定できず、またすぐにパンクするんじゃないかと不安を抱えながらライドを再開。
越えては現れる坂を進んでいくと第3ASの慶野松原に到着。
少しづつおにぎりやパンがキツくなってきたので、スルスル入るにゅうめんが嬉しい。
塩分補給の為、汁まで飲み干して出発。

多少交通量はあるもののフラットな道をひた走り、最終ASの多賀の浜に到着。

固形物がつらくなってくるのは皆同じようで、ローソン提供のパンがほとんど見向きされず可哀そう(T_T)
名産のオニオンスープとちくわで補給をし、海岸に座ってチューペットをしゃぶり体力回復を図る。
さあ残り30kmちょっと、ゴールへ向けて出発だ!

この時点で時刻は12時50分位、パンクの影響もあり当初目標にしてた13時到着はもう無理だけど、13時台到着ならまだイケる!

もう脚を残す必要も無いと思いひたすらにペダルを回し、みるみる速度が上がっていく。
ちょうどこのエリアは宿からスタート地点へ向かう為走った箇所、ゴールまで平坦な海岸ルートだしこの速度を維持してやる!
とか思っていると、スタッフのコース誘導が。え?坂?あれ?
実は内陸を通って最後の坂を越えるのが正しいルートだったんだけど、コース図を適当に流し見してたので、
てっきり海岸沿いを走るものだと思い込んでいた…

とにかく登らないとゴール出来ないので、ASで配っていたジェル状補給食を流し込んで走り続ける。
最後に取っておいた脚を坂で使ってしまい、ラストの平坦路では足が終わってしまったけど惰性で回して何とかフィニッシュ!
天候に振り回されたりパンクしたりと大変な面もあったけど、運営スタッフの頑張りもあり、安心して走りに没頭できました。
そうそう気軽に参加できる距離では無いけれど、機会があれば是非また参加してみたいと思える大会でした(^^♪

 - ROAD, 活動報告

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