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殆どの人には全く興味がわかない話題ですが、先日の朝練で久しぶりにメテオスピードを復活させました。
すでに14年以上前のフレームですし、78デュラで組んで4年間メインバイクで、その後もサブバイク、通勤バイクと10年以上使ってきたので多分5万キロくらいは乗っている自転車です。
数年前に某トラブルにより引退したのですが、この度様々なパーツをレストアして復活です。
メテオスピードはグラファイトデザインの松崎氏が新矢豊氏を招いて東洋フレーム、梅丹本舗GDRと共に開発したフレームです。 当時日本最強チームだった梅丹本舗GDRには新城幸也選手や宮澤崇史選手や清水都貴選手等が在籍しており、メテオスピードのテストライダーは新城選手や宮澤選手がつとめていました。(同時発売のヒルクライムバイク、メテオランチは清水選手) 開発段階では東洋フレームのアルミフレームやパイプはカーボンでラグだけアルミのフレーム等があって最終的にラグやエンドまでカーボンのバイクが発売されました。
メテオスピードを開発した新矢豊氏はアンカーのネオコットフレーム(RNC)の開発者として有名で、しなりと戻りをコントロールするというコンセプトで開発されています。 メンバーでRNC7乗っている人がいますが兄弟フレームみたいなもんです。
単純に速いフレームではなく『最終に脚が残るフレームこそが速い』という考え方のフレームなのでロングライドイベント等を主とする一般サイクリストにも悪くない選択肢だったと思います。
この自転車ののり味はかなり特徴的で、踏んだ瞬間のスッキリ感は皆無ですが重いギヤを踏んでも跳ね返る感じや抜ける感じがありません。
まだ丸パイプのラグ構造でエアロ性能も皆無なのですが平坦はとてもよく走ってくれます。地面からの振動もしっかり減衰してくれて細いタイヤでも不満を感じません。
わざわざ平坦が素晴らしいと書いているという事はそれ以外に問題があるという事です(笑) まず最大の問題がフォークです!
このフォークはフレームと同じ様にしなるんです。その為に下りのコーナーリングが凄まじく難しいです。 最近の自転車はフォーク含むフロント剛性がとても高いので、フロントに荷重してもしっかり曲がってくれるのですが、この自転車は前後の重心バランスを整えてやらないと上手く曲がりません!
ぶっちゃけ乗りこなすのがかなり難しいバイクです。 ジオメトリ的にはフォークオフセットを3種類準備してトレイルを調整したりしているのですが、いかんせんフォークが全てを台無しにしています(笑)
とはいえ壊れた14年前の自転車を修理して使いたいと思うくらいには気に入っています。
おまけ 実はグラファイトデザインはメテオスピードのフォークと全く同じ形状のフォークを販売していました。 メテオスピードのフォークはこれと形状は同じですかフレームにあわせてこのフォークより剛性を落としていました。 わざわざフレームに剛性を合わせないで別販売していた剛性の高いフォークを組み合わせて欲しかったです。 |
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