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先日のミラノ〜サンレモは近年希にみる激アツ展開でした。まさかチプレッサであんな展開になるとは・・・
それはよいのですが最近クラシックでクイックステップの名前が殆どでてきません。 エヴェネプールが故障中という事を差し引いても常勝チームのクイックステップが埋もれてしまっています。 クイックステップは数年前までクラシック中心で、ステージレースも総合は狙わずステージ狙いというチームでしたが、一昨年くらいからエヴェネプールを中心とした総合狙いのチームにシフトしてきました。 予算的にそこまで潤沢なチームではないので、エヴェネプール+エヴェネプールのアシストで予算を使い切っている感じで、クラシックで輝けなくなっているみたいです。 かといってグランツールアシストも揃いきっていないのが厳しいです。 今年はアルペンとUAEとヴィスマしか名前を見ない様な・・・あ、ミラノ〜サンレモはイネオスのガンナが主役でしたね。 どちらにせよクイックステップは
さて本題のツール2025ですが怪我がなければヴィンゲゴーとポガチャルの一騎討ちでほぼ確定です。
ビッグ4の2025コース適性は多分ヴィンゲゴー>ポガチャル=ログリッチ>エヴェネプールです。
これの理由ですが今年のツールはエヴェネプールが得意なタイムトライアルが後半ステージにないんです。 しかも中盤のタイムトライアルは山岳タイムトライアルなのでエヴェネプールのメリットがいかせません。
また最終週には超級山岳モンヴァントゥと超級山岳ラ・ロズ峠がありますが、どちらも長く特徴のある上りでクライマー系オールラウンダーのヴィンゲゴーにはかなり向いていると考えられます。 モンヴァントゥは言わずとしれた魔の山です。 ツールとしては最大クラスの平均勾配で9%近いです。 更に山頂付近は吹きさらしになっていて風が強いと地獄になります。 また、逆に気象状況がよいと観客が押し寄せて無茶苦茶になる場所です。(フルームが自転車持って走ったのがここ(笑))
またラ・ロズ峠は近年のツールで連続して登場している峠です。 コースプロフィールをみるにロズ峠への入り方が2020と2023に上っていますが、マドレーヌ峠からのルートなので2020年のルートですね。1,350mで2023ルートに合流するので終盤には24%がある極めてヤバい峠です。(ポガチャルが失速してI’m gone. I’m deadと言ったのがここ)
2025ツールは総獲得標高は少ないけど最終週にかなりヤバいステージが集まっている感じです。
つまり最終週はヴィンゲゴーの為にある様なレイアウトになっています。 その為にポガチャルは12、14日目のピレネー山頂フィニッシュと13日目の山岳タイムトライアルで勝負を決めて最終週はヴィンゲゴーについていくだけにしたいところです。 逆にヴィンゲゴーは14日目でポガチャルと同じタイムなら勝ちが見えてきます。
今年は12日目までポガチャルやヴィンゲゴーがマイヨジョーヌを着る事はないと思います。(最終週に備えアシストを疲弊させたくないから)
逆にエヴェネプールは5日目のタイムトライアルで多分マイヨジョーヌを着てしまいます。 ヴィンゲゴーやポガチャルより山岳が弱いエヴェネプールはマイヨジョーヌを手放すと二度と着れない可能性が高いので5日目から最終日までマイヨジョーヌをキープするしか無いと思います。しかし、それにはやはりアシストがきついかな・・・。
ログリッチは多分ジロを勝ってくるので無理に攻めず(ポガチャルとヴィンゲゴーに巻き込まれると潰れる可能性が高い)に表彰台ねらうんじゃないかな・・・。
アシスト体制はUAE=ヴィスマ>>>レッドブル>クイックステップの様な感じになるでしょう。 レッドブルはフルメンバーならヴィスマとイコールくらいなんですがボーラは今年ツールではなく明らかにジロ狙いなのでログリッチ、マルティネス、ヒンドレーというグランツールエース3人は全てジロに終結し万全の大切です。 またクイックステップに関しては最初から厳しいのにメルリールで1枠持っていかれるので多分すさまじく厳しいです。
何はともあれそんな事を色々考えながらレースをみるととても楽しいです。 |
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