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今日は禁断の話題ともいえるフロアポンプの精度についてです。
なぜ禁断の話題かというと・・・フロアポンプや空気圧計のメーターには初期誤差や経年劣化によるズレがありメーターと実際の空気圧が全く違っている人がかなりの人数いると思われるからです。多分クラブメンバーにも相当数いるはずです。
例えばこんな感じです。 メーター読み7気圧入れていてもAさんのポンプでは6.5気圧でBさんのポンプでは7.5気圧入っているとかがあり得るんです。
そして恐ろしい事に空気圧だけ測る専用の空気圧計にも誤差があります。 例えば私はパナレーサーのアナログゲージとトピークのデジタルゲージを持っています。
トピークのデジタルゲージD2の誤差は書いてありませんが、トピークのデジタルポンプの精度が±1%なのでこれも同じだと思われます。
パナレーサーのアナログゲージBTG-Fの精度は±3%なのでこの2つには最大4%の違いがでる可能性があります。 つまり7気圧なら0.28気圧ですね。私の場合7気圧で揃えた場合トピークのデジタルの方が0.2気圧程低く出ます。 (計測の都合上トピークで7にしてパナレーサーで測ると7.2になります)
つまり約3%の差がでています。どちらが正しいかですが、私はトピークだと思っています。(理由は後述)
計測専用品でもこれですからフロアポンプについているメーターなんてどれくらい狂っているのかわかりません。 私の経験上有名メーカーの多くは初期状態では誤差±3%に収まります。
しかしエントリーグレードのポンプでは最初から5%近く狂っているものがあったりしますし、経年劣化で誤差が拡大する事もあります。
今回yanapiさんのポンプでこの現象がみられました。 yanapiさんのポンプは昔のジャイアントのポンプで高圧用と低圧用の切り替えレバーがついたタイプで、ヘッドはヒラメに付け替えています。
充填する空気の圧はスラムのサイトで出した値です。 yanapiさんは最近この数値に合わせて空気をいれると走行感が重いので、規定値より0.5気圧以上高い数値を入れていました。
しかし同じホイール、同じタイヤ、同じチューブを使っている私はスラムサイトで出した数値より0.2気圧くらい低いくらいが良く走るので不思議に思い、空気圧ゲージでこのポンプで入れた空気圧を確認計測してみたところ・・・ビックリの数値がでてしまいました。
このポンプで7気圧入れた場合、パナレーサーのゲージで測ると6.2気圧しか入っていなかったんです。つまり0.8気圧程度は狂っています。 あまりに狂っているので目盛りの見間違いじゃないかと何度も検証しましたが間違いではありませんでした。これではまともに走るはずなくて、余計に空気を入れていたのも納得です。これは流石にビックリしましたよ!
ちなみに今私の手持ちポンプの誤差です。(わかりやすい様に7気圧で測りました)
トピークのデジタルゲージを基準(±0)にした場合(他のポンプをみても多分これがほぼ正確)
空気圧ゲージ ・トピーク D2 ±0% ・パナレーサー BTG-F -3% フロアポンプ ・トピーク ツインターボ ±0% ・トピーク エースDX ±0% ・ベト MP156 ±0% ・ベト 名前忘れた ±0% ・レザイン スポーツドライブ -3% (この場合-3%は0.2気圧です。)
実はフロアポンプは他に4本ほど持っていましたがゴミになっています(内2本がメーター異常です)
《おまけ》 他に同じ事が起きた人はいないかと探していたら、少し前のサイクルベース名無しブログで同じ様な記事を見つけました。 このテストでは7年使ったレザインの旧型フロアポンプがパナレーサーアナログゲージから-0.4〜-0.5気圧でしたが、一定割合ではなく空気圧によってランダムな比率で狂っています。私ならこのポンプはゴミ行きです(笑)
https://blog.cbnanashi.net/2019/09/11408
注意 パナレーサーのゲージは仏米別なので刺した瞬間の空気漏れはありませんが、トピークのゲージは米仏両用ヘッドを切り替えるタイプなので計測しようとするとエアが漏れます。
ポンプの誤差だけ知りたい人は多少の誤差はあってもパナレーサーの仏バルブ用を購入した方がよいとおもいます。
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