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TIMEが新型グラベルバイクを発表しました。モデル名はADHX45です。
https://www.cyclesports.jp/news/new-product/100213/
https://www.podium.co.jp/lineup/9619
横からみた感じは現行アルプデュエズタイプ(旧21)ですが、なんと45cのタイヤまで履けます。(現行ADHXは38まで) 価格はフレームセット(カラー)で671,000円とぶっとんた価格のですが、今回も最強最軽量繊維ダイニーマをブレンドしているし、タイムのフレームは繊維を編んで作られていて、繊維が断絶している部分が極めて少ないので頑丈で安心して使えると思います。 ただしADHX45はノーマルADHXとはジオメトリーがかなり変わっているのでフレームを選ぶ時は注意して下さい。
ちなみにダイニーマは高熱に弱いので、今現在低温で整形出来るRTM製法でフレームを作っているタイム以外のメーカーはダイニーマを使う事は出来ません。
ダイニーマを使う以前からタイムのフレームが頑丈で耐久性が高いのは有名な話しですが、ダイニーマによって更に強化されていて、グラベルバイクには最適かと思われます。
ダイニーマって何? という人に一番分かりやすいのは耐切創タイプの作業用手袋の切断防止に使われている繊維です。 DSMと東洋紡が共同開発した第2世代スーパー繊維なんですが、強度だけなら最新の第3世代スーパー繊維より強いという凄い素材です。
東洋紡ではイザナス名前で出しています。 イザナスを改良して作りやすく繊維に着色出来る等より使い勝手がよい第3世代のツヌーガやTEIJINのスーパー繊維エンデュマックスも似た様な素材ですが強度だけみればダイニーマの方が強いです。
タイムのフレームのRTM製法はBCS構造(カーボン繊維を編みこむ)の為に一般的なプリプレグ製法(樹脂に浸したカーボンシートを張り付ける)と比べて内部の欠陥を減らせる為に品質安定していて強度が高いフレームが出来ます。
タイムのフレーム製法(アルプデュエズ01ロングバージョン5分) https://youtube.com/watch?v=5bQQqJ3r20E&si=Peb1EMVjv9a-HuiU
他のメーカーと違いタイムの場合は安いモデルも高いモデルもフレームの品質は完全に同じになります(塗装は違いますがフレーム本体の品質は同じです )。 |
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