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ちょうど良い機会なのでレーパンの寿命と透けについて考えます。
レーパンは基本的にポリエステルと、ポリウレタン系繊維を組み合わせて作られています。一部にナイロンを使ったりダイニーマ等特殊繊維を混ぜたりするものはありますが、基本的にポリエステルとポリウレタンで構成されています。
ポリエステルは劣化しにくい素材なのですが、問題はポリウレタンです。ライクラやエラスタン(エラスティン)、スパンテックス、AE等表記される事もありますが、全てポリウレタンです。
ポリウレタンは伸縮性に富んでいて使用比率を上げたり、細い繊維で使うと着心地はよくなるのですが、生地としての寿命が著しく短くなります。
レーパンを数年使っていると薄くなってきたり、白っぽくなってきたりしますがこれは繊維が劣化して切れてしまっているからです。
この状態になると天気がよい日には透ける様になります。レーパンの場合、パッドがあるので酷い事にはなりませんが、お尻の割れ目等はハッキリわかる様になります。
問題はこれは自分で分かりにくい事なんです。 私はメンバーや友人なら男女問わず遠慮無しに「透けているからレーパン寿命だよ」とお話しします。しかしメンバー以外にはいう事はありません(笑)
お友達で透けているのを見つけた時には教えてあげた方がよいと思います。
劣化の原因は加水分解とこすれや伸縮による繊維破断なんですが、繊維の太さにも影響を受けるので厚いレーパンはそれなりに持つし、裏に起毛がついていれば意外と透けないので冬用レーパンは長持ちします。逆に薄い生地を伸ばして履く様なレーパンはあっという間にダメになります。
長持ちさせる方法としては先ず洗濯のやり方をダメージが少ない方法に変える事です。
方法としては洗剤残りの少ない洗剤を少量使って洗剤分を残さない事、長時間の脱水は避ける事です。 次に保管ですが完全に乾かしてから湿度の少ない環境にして保管して下さい。 私の場合自転車用アパレルはプラスチックの衣装ケースにクローゼット用のでかい除湿剤(450ミリくらいとれるやつ)を入れて保管しています。 これだけでかなり違うと思います。 レーパンは安い物ではないので少しでも長持ちする様に気をつけて下さい。 |